こんにちは! メガネのイタガキ吉川店です。
老眼鏡にまつわるお役立ち情報を発信しております。
前回は ”目的の距離に合わせて度数を選ぶことが大切”
というお話をしました。
これでまずメガネをかけて見やすくなるという目的は達せられます。
しかし老眼鏡のメリットはこれだけではありません!
プラスアルファの嬉しい効果として
目が疲れにくくなる、ということがあります。
そもそも遠くを見たり近くを見たりしたとき、
人間の目は当たり前のように瞬時にはっきり物が見えます。
これはカメラに置き換えて考えると驚異的な能力であるとわかります。
今の最新のカメラでも、遠くのもの、近くのものと被写体を変えると
オートフォーカスでも少しぼやっとしたところからウィンと絞りをきかせて
シュッとピントが合うと思います。ワンテンポ遅れるんですよね。
それは目的の距離をはかり、その適度な度数を計算、視度調節を行うから
なのですが、
人間の目はそんな難しいことを瞬時に、無意識に行っています。
その大きな働きをしているのが、目の中の水晶体で、それをコントロールする
毛様帯筋という筋肉が緊張、弛緩(力を入れたり抜いたりする)することで
ピントを合わせるのを実現しています。
そしてピントを合わせる距離が近くになればなるほど比例して
目が使う筋肉の負担は増えるのです。
老眼鏡はその衰えた筋肉の仕事を肩代わりしてくれていると言えます。
ですからかけて使うことで目の負担が減り、疲れの軽減が期待できるのです。
老眼をかけるとどんどん目が悪くなるから、疲れるけどガマン!
それは都市伝説! かえって目が疲れて視力が不安定になってしまいます。
近くが見づらく感じたら、目の疲れを感じたら、
素直にメガネに頼っていただきたいと思います。